イタリア・トスカーナの休日(その6)

モンテプルチャーノ

一面のワイン畑が広がるモンテプルチャーノ

ここもワインの里として有名なモンテプルチャーノ。トスカーナの丘の上に赤い屋根とオレンジの壁の家並みとルネッサンス建築の教会や市庁舎が目を引く、中世の趣をそのまま残す小さな城壁都市(村)です。かつてフィレンツェ共和国の影響下にあったことを物語る、フィレンツェのサン・ロレンツォ教会によく似た外観の大聖堂があるその名もグランデ広場=大広場を中心に南北1Km程度のメインストリートは往復30分もあれば一周できるほどのサイズ。さすがはその名を知られたワイン産地。数多くのトラットリア・エノテカ・レストランが軒を連ねます。

モンテプルチャーノの路地裏

さすがはその名を知られたワイン産地。数多くのトラットリア・エノテカ・レストランが軒を連ねます。また、カンティーナ(ワイン蔵)が何軒もあり、その狭い間口からは想像できない貯蔵スペースが地下に広がっています。随時、見学・試飲、購入が可能です。ご覧のように街中は狭い坂道が続き、ホテルの駐車場も城壁の外に設置しているところがほとんどです。

霧のモンテプルチャーノ
モンタルチーノも霧の中

訪れたのは6月初旬でしたが、翌日起きてびっくり。一面霧の中でした。午前中に行った、車で小一時間のモンタルチーノも同様で小雨模様、そしてまたモンテプルチャーノに戻った15時くらいにはすっかり晴れという目まぐるしい天候に。宿の人も「この時期の霧は異常気象だ」と言っていました。まあ、この霧も良いワインを産むために必要なのでしょう。

イタリア国鉄/モンテプルチャーノ駅 ローカル感たっぷりの無人駅。

ローマ・フィレンツェから鉄路では一本では行けず、また駅からモンテプルチャーノの中心まではバスで30分ほど離れている上に本数も少ないので、あまり使い勝手のよい駅とは言えません。

モンテプルチャーノ遠景

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