アフターコロナにもう一度行ってみたいヨーロッパゆる旅
~島旅編~
イタリア・サルデーニャ島の休日
地中海の数ある高級リゾートの中でも世界中の「超」セレブがヴァカンスを過ごすコスタ・スメラルダ(エメラルド海岸)があるため、華やかでゴージャスなビーチリゾートのイメージがありますが、お隣(わずか20KMほど、フランス領)の「海の中の山」と称される、コルシカ島同様、険しい石灰質の岩山が連なる山岳地帯、地中海らしい灌木地帯、エメラルドブルーの海に滑り込むような断崖絶壁・・・と実に起伏に富んだダイナミックな景観の島でもあります。
私が「ここへ行ってみたい」と決め手になったのもこのTavolara島の風景写真を見たことでした。
そんなサルデーニャ島の代表的な見どころをご案内していきましょう。
<島の見どころ/その1>
カリアリの街
カリアリに到着した旅行者はまず青空に向かって伸びる海岸通りのヤシの並木に南国を感じることでしょう。
そして、振り返ればイタリアでおなじみのデパート、リナシャンテやレストラン・ショップが集中する駅前下町エリアから階段状に町が延び、高台の旧市街まで見通せる、カラフルで舞台装置のような印象的な風景が広がります。
サルデーニャの州都にして最大の町カリアリですが、市内観光は徒歩でカバーできる規模です。
奥には停泊中の大型クルーズ船の姿が。
空港も結ぶ鉄道駅から海岸通りにかけて、お手軽なホテルやレストラン・カフェが立ち並ぶコンパクトなサイズで、治安もよく、現地のペースに合わせた遅めの夕食時間後のそぞろ歩きも楽しい街です。
私はイタリアや南仏でさんざん見ているので、ここではパスしましたが、歴史好きには 保存状態の良好なローマ時代の円形闘技場やサルデーニャの歴史がわかる国立考古学博物館などもおすすめです。
左は市庁舎 空港にアクセスできる鉄道駅もすぐ近くにあり個人旅行者でも動きやすい。
日没して暗くなり始める21時ごろから、レストランが集まる路地裏が賑わい始める。
治安がいいので安心。
やはりおすすめはシーフード 上/マグロのさっと炙り 味付けは下に敷かれたシーアスパラの塩味。下/贅沢に伊勢海老の半身がついてくるパスタ
どちらも17ユーロ(2,500円程度)
城壁に囲まれた旧市街の高台にあり。カリアリの夕景を眺める、その名の通りまさに最上の「テラス」
遠浅の海と白砂がどこまでも続く市民のビーチ「ポエットの浜」は市内から路線バスでわずか20分
海岸通りのカフェではお昼から軽く1杯の人たちで賑わっています
<アクセス>
日本からのアクセスはいずれかの都市を経由しなければならないのですが、ローマ・ミラノ・バルセロナ・パリなどからLCCを中心にフライトが出ていますので、前後の行程との兼ね合いで選択すればよいでしょう。(私はバルセロナからカリアリIN、オルビアOUT→パリでした)
北の主要都市オルビアまでは4時間30分
都市間の移動は鉄道・バスもありますが、周遊したり海辺に宿泊するにはやはりレンタカー利用が効率的です。観光の範囲であれば悪路もなく、高速道路含めて交通量も多くはないので技術的に難しいことはないと思います。
但し、カリアリ・オルビア・アルゲーロ市内での駐車スペース確保は極めて厳しいので、市内のホテルに滞在する場合は事前に駐車場の有無を確認することをお勧めします。