アフターコロナにもう一度行ってみたいヨーロッパゆる旅7

~島旅2~ ケファロニア島の休日 その2 メリッサリーニ洞窟

「フライングシップ現象」

ミルトスビーチと並んで必見(いわゆる映えスポット)なのがこのメリッサーニの洞窟湖は空港のあるアルゴストリから約10Kmほど、島の東部にあります。無料駐車場に車を停めたらボートツアー込みの入場券チケットを購入し、いざ地底湖へ。洞窟自体は長さ100mほどあるそうですが、湖はその半分ほどでしょうか。どちらかと言うと「池」サイズで、ボートもご覧のような最大でも定員10人程度の小舟です。

太陽が真上から差し込む12時前後がベストショットのチャンス!海からは500メートルほどの内陸にあるため淡水と海水が交じり合っているそうですが、とにかく水の透明度が高いのでボートが宙に浮いているように見えるいわゆる「フライングシップ現象」が起きます。

この天井崩落がなければ・・

なんとギリシャ神話にもニンフの住む洞窟として登場するというメリッサーニの洞窟ですが、再び歴史の舞台に登場したのはつい70年ほど前。1951年の大地震によって天井部の岩が崩落して発見されたそうです。一番深いところで水深40mですが透明度は100%、つまり一番下まで見えるわけです。カプリの青の洞窟もなかなか神秘的ですが、太古から地底に隠されていたままだったというロマンあふれるストーリー込みで、私はこちらに軍配を上げます。(カプリのように船頭がチップを要求することもありません。)

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